エゾバイ科(エゾバイかまたはブチムシ科

エゾバイかは海洋の捕食者です。腐肉、腐敗物、二枚貝、棘皮動物、ミミズ、小魚、そして他の貝も(動きの遅いエゾバイかにとって、最も手に入りやすい餌であるわけ)食べます。驚くほど繊細な嗅覚の持ち主です。
軟体動物は獲物を捕らえるまでその匂いを追いかけます。貝の集落にとって、腹足綱エゾバイかは大敵とされており、この捕食者に対して威厳を持って反撃することができないものです。2~3時間でカタツムリの成虫が1個体食べ、10日でムール貝のコロニーを100個体以上減らします。
海産物の珍味とされています。その肉は美味しく、ボリュームがあり、しかも低カロリーです。
エゾバイかの身の100グラムに含まれる栄養価は、純粋なタンパク質が17グラム、炭水化物が3グラム、脂質はわずか0.5グラムです。総カロリー量は24カロリーです。ビタミンBを中心に、ヨウ素やフッ素が豊富に含まれています。
軟体動物は地球上で最も古い動物のひとつと言われています。カタツムリの化石は、新生代第一期から古第三紀の初めまでさかのぼることができます